旦那様。執事喫茶へ帰宅す!

 「お帰りなさいませ、旦那様」

 そんな言葉で店内へ迎えられた私。

 呼び方は、「おぼっちゃま」もあったのですが、自分がおぼっちゃまって…と思ったので、笑顔で「旦那様でお願いします」と頼みました。


 さてさて、私がなぜこんなことをしているのかというと、もちろん私一人で執事喫茶を訪れているわけではありません。

 長い付き合いの友人(女性)と二人でのご帰宅。

 行く予定だった人が行けなくなってしまったので、ピンチヒッターです。

 でも、誘われた時は、とても悩みました。

 だって、オタクと自称しているわりに、今までメイド喫茶すら行ったことがないんです。それをすっ飛ばしていきなり執事喫茶ですよ〜。

 男性の入店も可能なのですが、基本的には女性が訪れる店なので、不安で不安で仕方がありませんでした。

 しかし、このチャンスを逃したら…と思い、ネタにもなるなと思い行ってみました。

 そして、土日は一か月前ぐらいから予約でいっぱいの、池袋にある超有名店「Swallowtail」へ。

つづく。