自分の浅はかさを恥じる
薬のおかげで、なんとか授業に出てきました。
そんでもって、いつもなら勉強会に行くのですが、卒論のため今週はお休みにしてもらっています。
そんないつもとは違う土曜日を過ごしながら、駅まで歩いていました。
すると。
杖を持った目の見えない方が。
ここらへんには点字図書館もあるので、よく見かける光景でったのですが…。
目の不自由な方のための、地面にある黄色いぼこぼこから大きく外れて、電柱に真正面からぶつかっていました。
どうしたんだろう、元の道に戻れなくなったのかな?と思い、
「大丈夫ですか、こっちにいけば戻れますよ」と声をかけました。
すると、その人は、
「大丈夫です、横の建物に向かっているだけですから」と言い、
特に痛がるそぶりも見せず、そのまま杖を頼りにして角を曲がったところの建物に入っていきました。
ちょっぴり心配でしたが、そのまま帰りの電車に乗りました。。。
帰り道、電車に揺られながら、さっきの出来事についていろいろと考えていました。
なんであの人は、あんな道を歩いていたのだろうか?と。
黄色いぼこぼこに従っていれば、普通にいけただろうに。
そして、あれこれと考えて一つの結論に。。
まあ、自分の想像でしかないのですが、たぶんこんな感じです。
そこの角は、大通りと細い道が交わっているところで、あの人がそのままぼこぼこに従って進んで、万が一、道から外れて大通り出てしまったら、大変なことになってしまいます。
なので、たぶん安全策をとって、早めに黄色いどこぼこから外れて、壁伝いに角を曲がろうとしたのでしょう。そこで、電柱にぶつかってしまったのだろうと思います。
さらに、電柱にぶつかって少しも動揺していないところから見ると、電柱にあたることは、その人の想定の範囲内だったのかもしれません。
すごいなと思うと同時に、理解のいたらない自分になんだか恥ずかしさを覚えました。
私もコンタクトをしていて、外すと視界がぼや〜としますが、目の不自由な方に比べれば、ずっとましでしょう。
相変わらず自分の無知と狭い物事の考え方に恥ずかしさを覚えた、そんな土曜日でした。