同性愛

 今日は一週間ぶりに、ギリシャ語を習いに行った。今、私たちの勉強会は週一でプラトンの『饗宴』を読んでいるのだが、最近難解なところが続いている。

 文法的にやっかいで、いちいち辞書引いたりと時間がかかるのはもちろんなのだが、訳してみても何を言いたいのかはっきりしないのが一番つらい。

 それは哲学的で高尚な議論だからというわけではない。たぶん当時の人にはすんなりとわかるのだが、時代を経た今の私には、その時の共通認識や感覚が抜けているからなのだろう。

 しかも、彼らは同性愛に関してかなり発達しているところがあり、それが当たり前のことのように話されているので、感覚的にもわかりにくい。

 わからないからといって、もちろん辞めるつもりではない。ちょっとずつでもいいので、彼らの会話の背後のにある時代背景や考え方などを学んでいきたい。