授業のために

 私は、走った。

 ただ授業のために。

 目黒駅での東急線からJRへの乗り換えで。

 そして、ふくらはぎに痛みが。

 しかし、こんなもの授業に間に合うためなら、なんてことは…。


 今日2限の授業に出た私は、終わるとすぐに、昼食をとりそのまま会社説明会へ。

 会社説明と筆記試験を受け、終わったのが5時ちょいすぎ。

 ここからだった。

 私の時間との闘いは。

 会社を出るとすぐ最寄の駅までダッシュ

 そして、電車を乗り継ぎ、さきほどのことのようなこともあり、なんとか六限が始まる十五分前、5時45分に到着。

 え、なんでこんな早くつかなきゃならないかって?

 それは、おの授業が講義科目で人が多く、前のほうに座れなければ、板書すらままならないからです。

 そして、何よりも私にとって講義の授業は内職の時間。

 先生の授業を受けながら、ギリシア語の勉強。

 先生の話を常に意識しながら、板書後や先生のどうでもいい話のときに、ちょこちょこっとギリシア語。

 後ろの席だと、見えないので板書ができず、すべてにやる気がなくなってしまいます。

 
 しかし、授業とそこでの内職のための頑張り。

 正しいあり方のような、そうでないような…。

 とにかく、就活後に、また学校に戻って勉強するなんて、文学部ならではの特権ですかね。