リーダーとして

 私は、相撲については、大学生になってから見始めたという、浅いファンだが、相撲の一大事ともいえる今回の騒動について注目し、メディアなどのニュースを見ていた。

 昨日結果が出たわけだが、理事長の処分が甘いのではないか?と思った。

 相撲協会という組織の中のトップとして、理事長辞任だけで、そのまま理事として残るのはどうかなと思えるからだ。

 彼は、弟子の不祥事に関して、その弟子の親方が責任を取るべきだという発言をし、今回も自分の所の弟子が不祥事を犯したので、その責任をとったということなのだろう。

 私は思う。はたして彼の責任はそれだけなのだろうか?

 これまでの、暴力事件などにおける対応の遅さやまずさ、それに対して相撲全体を取り仕切る相撲協会に責任がなかったのだろうか。

 弟子の不祥事の責任は、その親方の責任だけなのだろうか。

 私はそうは思わない。

 単にそれだけならば、わざわざ理事会というグループの長なんて決める必要はない。

 やはりグループのリーダーは、何かを決めるときの最高決定者として、またそれとともに最高責任者であろう。

 そういう意味では、彼に不祥事を起こした弟子の指導者であり、監督者である親方としての責任と、相撲協会の理事長として、この一連の騒動の責任があるのではなかろうか?