≪アニメ批評≫第3回「コードギアス 反逆のルルーシュR2」 

 おまたせの第三回は、日5枠のコードギアス反逆のルルーシュR2です。

 <第①感想(見終わって直のイメージ)>
 良かった!!間違いなく今期最高作です。 
 次のストーリーがどうなるか予想できず、毎週ドキドキしながら画面にかじりついて見ていた作品が終わってしまい、残念です。
 
 <第②感想(ちょっと考えてみてのこと)>
 キャラの誰かに感情移入してみるというよりも、画面そのままの3人称的な視点で見る作品かな、と。
 また、展開が早く敵味方がどんどん入れ替わったり、死んだと思った人がまさかの展開で復活したりして、キャラの心情に対して?マークが出ることもしばしばでした。
 しかし、終わってみると、逆に時間をかけて各キャラの心情を丁寧に追ってくれなくて良かったと思います。
 何をするにも自分の心を完全に整理してから行動するというよりも、ある程度行動しながら自分の心を決めていく、人ってそんことが多いような気がします。なので、これぐらいでちょうどいいんじゃないかな。
 
<第③感想(考えすぎたこと)>
 やっぱオリジナル作品はいいですね〜。原作がないので、ヒットするのはとても難しいはずなのに、アニメを初めて見た人をすぐに惹きつけ、名作へと押し上げていく、スタッフ・キャストみんなの力ってものを感じられます。
 あと、ストーリーや世界観に時代性が反映しやすく、世界系の作品が好きな私にはたまりません!

 今作は、英雄でもあり、悪役でもある、決して善人なんかではない主人公が一番のポイントですかね。
 さらに言えば、この主人公が主人公として視聴者に受け入れられるというのが、おもしろい。新たな時代の到来ってかんじです。
 最後に、想像を超えるドラマチックな展開やそれを超えるのを可能にした超設定など、ポイントをあげるとするときりがないほどです。
 しかし、現実からはほど遠いアニメ、その中でも超設定の作品ですが、この作品を見て一番感じたことは、とても「人間くさい」物語でした。