≪アニメ批評≫第4回「WORLD DESTRUCTION 世界撲滅の六人」
結構新鮮な第四回は、WORLD DESTRUCTION 世界撲滅の六人です。
<第①感想(見終わって直のイメージ)>
トッピー最高!
最終回以外は、むしろ彼が主役の物語だったような気がします。
<第②感想(ちょっと考えてみてのこと)>
アムロ対シャアが、再び見れるなんて、どんな形にしろたまりません。それにカミーユまで登場します。主人公も刹那で、ヒロインにルナマリア、さらにはアレルヤも。脇役には、古泉一樹と木村カエレ。
歌手の声優初体験以外は、ほぼ声優陣に関しては完璧でした。
<第③感想(考えすぎたこと)>
ゲームに先行する形で放映されたこの作品。ゲームとはまた違った要素が盛り込まれているらしいです。
それでも、13話の壮大な宣伝番組な感は否めません。王道のRPGアニメってかんじで、ポイントポイントを抜き出して話にしていく構成です、そういう意味でテンポは悪くなかった。
けど、ラスボスみたいなのがなかったので、ちょっとRPG作品のアニメとしては盛り上がりに欠けましたね。
タイトルも「○○には二通りある」という形式で、またアニメの中ではそのタイトルに合わせたカッコイイセリフを言うのですが、後半にかけてどんどん破壊力が落ちてきたような気がします。
そして、最終話で世界を破滅させるデストラクトコードは、それを信じるものと世界の破滅を願うものが近くにいれば発動する、ということ。
ま、ヒロインが弟を亡くした悲しみなどから、それを望み発動させてしまいます。しかし、最後には世界の破滅を望まなくなり、無事解決するのでした。
最終話ももっと何か普遍的なものを唱えるセリフが欲しかった。たとえば、「誰にでも簡単に、世界を破滅へと導くデストラクトコードの鍵となれてしまう」とか。
ただ、ヒロインの悲しみによる一人突っ走りなストーリーに見えてしまうかもしれません。
セガがマルチメディア展開で、盛り上げているこの商品、世界撲滅の六人という副題からも、いままでにないストーリー展開や終わりを期待したので、普通でちょっと残念です。
SEGAさんのオリジナルの次回作、ゆっくり楽しみに待っています。、