好きなワケ
自分が好きなものに熱中しているときは、なぜ好きであるかなんて、ほとんど気にしないもの。
「そんなの好きだからに決まっているだろ」と。
自分の好みや趣味なんて他人に押し付けるわけでもないんだから、特に気にすることはないのかもしれません。
しかし、えてして親しい人との会話では話題になりがち。社会にでると、いろんな人に出会い、様々な趣味を知るので、自分の趣味をある程度相対的に見ることができるし、相手も一定の距離をおいて話してくれるものです。
けど、学生時代はどうでしょう?
どちらかというと自分の主観が入り、意見をストレートに述べてしまうことが多いのではないでしょうか。
さらには自分の趣味を他人に押し付けがちになってしまいます。
それは、良いものを相手にも味わってもらいたいという思いからでているのでしょう。けど、相手にとっては正直ありがた迷惑なのかもしれません。
ま、相手に押し付けるよう話すにしても、ある程度冷静に話すにしても、ただ好きだからということでは、楽しさが相手に伝わりにくい。
だから、なぜ自分が好きなのかを、ある程度客観的に考えなければなりません。
で、長い前振りでしたが、そこで私がアニメ好きな理由を自分なりに考えてみました。
アニメというものを作り上げるのに、実に様々な分野の、数多くの人が関わっているので、悪くいくとすごくつまらないものもできるし、上手くいけば想像を超えるものができあがるというところです。
物語のお話やその見せ方については、監督、演出、絵コンテ、シリーズ構成、脚本がいます。
画については、作画監督、美術監督、色彩設計、キャラクターデザイン、メカデザイン、そして原画や背景。さらに動画、CG、撮影、編集。
音については、音響監督や声優、音楽。
その他に、制作進行やプロモーションを担当しているプロデューサーなど。
この区分が正確なのかは素人目だから確証はないし、これ以外にも関わっている人がいます。
とにかくたくさんの人が関わっているということがわかっていただければ、幸いです。さらに、これらの人は、様々な会社に属する人で、フリーの方もいたりします。
こんなに多くの人をまとめて、一本のアニメができあがり、それを私たち視聴者は画面を通して、完成形を見るわけです。
ありがたいです。30分という枠のテレビ番組で、こんなに多くの人が関わって作られているアニメというのは、稀な存在なのかもしれませんね。