person

 人。個人としても集団としても人が注目される現在。

 人は没個性的になり、日常的にすれ違う知らない他人は、その人以外の別の他人に置き換え可能と思え、自分の存在の必然性が感じられなくなってしまう。

 その中で逆に個性的な人が、マイナスな目で見られ、そういう人も自分を保ちにくくなってしまう世の中だと思います。

 さて、ここまでつらつらと述べましたが、そんな人の個別的な側面に焦点をあてたアニメの感想をします。

 ④ペルソナ トリニティソウル

 今年の1月からの2クール作品で、ATLUS作のゲームが原作。

 主題歌は、有名アーティストを使ったり、反対にアニソングランプリで優勝したての新人を起用したりと、劇中の音楽も合わせて音楽面では良かった。

 シリアスなストーリーは、自分好みで良かったのですが、たんたんと話が進んでいく感じだったので、お話の主題というか、台詞を通して、見ているものへのメッセージというものがあまり伝わってこなかったように思います。

 作品でも言われていますが、ペルソナとはラテン語で「仮面」を意味します。

 しかし、英語では他にcharacterやpersonalityも意味します。

 人の個性=仮面であるというのは面白いですよね♪

 普段の人との付き合いの中での自分のキャラとは、他人とは違う個性であり、本当の自分とは少し違った仮面をかぶっているということなんですかね。

 人として共通の部分だと思う部分と、個性だから違うと割り切れる部分の境界はどの辺ですか?