祭りと聖なる土地

 日本が宗教的に特殊な国であるのは、みなさんのご存じのとおり。
 日本人は行事として、仏教やキリスト教神道など違った宗教行事を楽しむ。
 特に意識しなければ、神社と寺の違いなんて、子供のときにはわからないものです。
 
 さて、夏は各地で様々な祭りが行われています。有名な大きいものから地域の小さなものまで、いろいろです。
 日本人は祭りが好きで、子供のころは私も祭りがあれば、お金をもらって行っていました。
 しかし、よくよく考えてみれば、出店は完全にお祭り気分の人の金銭感覚に付け込んだ、暴利を貪っているとしか思えません。
 さらには、暴力団に金が流れ込んでいるというニュースも最近ありました。
 全部が暴力団とつながっているとは思いませんが、なんであんなに高いのか明快な理由がわかりません。
 そんなことを考えていると、さらにお祭りというものを素直に楽しめなくなってきそうです。
 でも、もしそのような危ない団体とつながっているお店があり、それが神社の敷地内に出店しているとしたら、境内はもはや神聖な土地という感じがしなくなってしまいます。
 これも、日本人の宗教感がなせるわざですかね〜。