人それぞれ

 今日は、話題の押井守監督の「スカイ・クロラ」を見に行ってきました。
 まずは、大人向けの作品だなと感じました。
 単純に、感動したとか、燃えたなどの直接的な感情を呼び起こすものではなく、作品の世界観やそれぞれのキャラの感情、そしてストーリ展開を見ながら、いろんなことを考えさせられる作品でした。
 海外では、ものすごい人気とまではいかなかったようですが、個人的には、とても良い作品でしたよ。
 また、押井守監督の次回作がでたなら、次も見に行きたいなと思った。

 
 さて、映画館からの帰り道、そこの商店街では祭りをやっていたのですが、とてもシュールな光景に見えました。

 神輿を担ぎ、大声で歌を歌いながら歩き、盛り上がる祭りの参加者。

 祭りの人たちのせいで、商店街の道の4分の3が通行不能になってしまい、いやな顔をせずに、両脇からそれを避けて行き来する買い物客。

 祭りの参加者の周りに、何か起こらないように見張っている警察官。
 
 一つの空間で、それぞれの人がそれぞれの事を行い、決して交わらない。
 三者三様に時を刻んでいく。
 祭りの人たちの盛り上がりと、冷静に道行く通行人、その温度差もあって、その一つの空間が何か異質なもののように見えた。